政府・日銀、7月11日、12日の2日連続の為替介入だったようですね。「他に説明のできない値動き」「値動きに違和感がある」などの声が市場関係者から上がっていたようですが、筆者もその様に思います。動き過ぎ(汗)。
その後…
財務省が7月31日に発表
外国為替市場で6月27日~7月29日までに総額5兆5348億円の為替介入を実施
円相場は7月11日夜と12日夜に急騰する場面があり、市場では政府・日銀が2夜連続で計5兆~6兆円規模の「覆面介入」を行ったとの見方が出ていた。介入の実施は今年4~5月以来。どの日に幾らの介入を行ったかは7~9月分を11月上旬をめどに公表される。
市場関係者は
・11日に3兆~4兆円規模
・12日に2兆円規模
の円買い介入があったと推計していた。
3兆円あると410pipsも一瞬で動かせるんですね。
7月11日(木)
6月米消費者物価指数の発表後 日本時間21:30から45分間で 410pips
7月12日(金)
1回目 日本時間8:15~9:00の45分間で 170pipsの往復
2回目 6月米生産者物価指数が日本時間21:30に発表後、22:00から15分間で 140pips
※以下のチャート上のpipsは多少の誤差がありますことお許しください。
11日(木)の21:30は、
アメリカ・消費者物価指数(CPI) 07月 ☆☆☆☆
アメリカ・新規失業保険申請件数 06/30 – 07/06 ☆☆☆
この経済指標の発表直後でした。ちょうど時間を合わせて来ましたね。実際のトレードでは、この大きな動きのお陰で利益が獲れました。せっかくなので他の通貨はどんな動きだったのか?気になります。
EURJPY(ユーロ円)はUSDJPYとほぼ同じボラティリティです。
EURUSD(ユーロドル)は、動いてはいますがボラティリティが全然、違う。53pipsですから。
最後にGOLDを見てみましょう。GOLDは、普段はUSDJPYよりボラティリティがあります。
思ったほど動いていません。GOLDは、USDJPYに比べると毎日が雇用統計とか言われますが、この時はおとなしかった様です。因みに、筆者はドル円のみでトレードをしているので、他通貨は全く気にしていませんでした。
こうしてチェックしてみると、勉強になります。
過去を遡ってみると、なんと知らないだけでコンスタントに為替介入しています。実績が公表されている199年4月以降で見ると、
順位 | 着任日 | 財務官名 | 介入額 | 主要な取引 |
1 | 2003年1月14日 | 溝口 善兵衛 | 35兆2563円 | 円売り |
2 | 2021年7月8日 | 神田 真人 | 24兆5114円 | 円売り |
3 | 2011年8月2日 | 中尾 武彦 | 13兆6046円 | 円売り |
4 | 1999年7月8日 | 黒田 東彦 | 13兆5618億円 | 円売り |
5 | 1997年7月15日 | 榊原 英資 | 8兆6546億円 | 円買い |
これを知っておくと、定期的に為替介入があって普段とは違うバカでかい動きが突然起きる、心の準備が出来るし、対策を考慮してトレード手法も変わるのでは? この様な情報を入れずにチャートばかり見ていると「こんなに動くことがあるんだ~」と驚くばかりで、備えが出来ていないことになります。以前の筆者です(汗)
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