損益比によって利益はどの位、変わるか?FXチャートで3パターン検証 チンパンジー以下の知能指数とは?

チンパンジー知能指数FX FX手法

実際のチャートにpipsを書き込んで検証してみました。単純なルールで検証しますが、意外と視覚化すると見えて来るものがあります。いくら文章で大切だって言われてもピンと来ないもんです。私も実際に何度も検証してみて痛感しています。

ただ手動での検証には限界があるんです(汗)腱鞘炎になるし、1日10時間以上なんてざらにあるし(涙)でも勉強になりますよー。体験したことの無い方は是非、トライしてみて下さい! 今回は、合計8日間分を検証しました。

                           
 損益比によって、利益の差がかなり違う
 何故、敗より勝を大きくしなければいけないのか?
                          

これらが明確に理解できるようになります。

リスクリワード比率=勝ちトレードの平均利益÷負けトレードの平均損失

リスクリワード(損益比)とは
トレードにおける「リスク=損失」と「リワード=報酬(利益)」の比率のことです。過去の取引において「1回の取引で取るリスクに対してどのくらいの利益が得られているか」、今後の取引において「1回の取引で取るリスクに対してどのくらいの利益を見込めるか」を分析できます。1回のトレードの価値を数値化したものとも言えるでしょう。リスクリワードレシオやリスクリワード比率、ペイオフレシオと呼ばれることもあります。

この数値が1を上回れば「勝つときの金額が、負けるときの金額より大きい」、1を下回れば「勝つときの金額が、負けるときの金額より小さい」ことを意味します。

リスクリワード比率が「1」を超えると勝ちトレードの平均利益が上回り、「1」を下回ると負けトレードの平均損失が上回っていることを意味します。

ざっとリスクリワードの知識を読んでいただいて、ここからは勝敗の比率を下記の3種類、
1:1
2:1
3:1
で検証します。

今回のルールは、以前『FX手法 2種類のエントリーの仕方』内で、順張りと逆張りの2種類のエントリー方法があるよと解説しましたが、その内の順張り手法でエントリーして行きます。ボリンジャーバンド±1σを抜けたらトレンドが発生している、相場に勢いがあると見て、流れに沿ってエントリーする手法です。

とは言え、だましがあったり、どちらか一方向へ行くかと思ったら行かなかったりと、相場はそんな単純では無いのですが、先が読めないのでこのルールで淡々とトレードします。

                         
 トレードルールは、
 1. 15分足、期間20、ボリンジャーバンド±1σ
 2. 20移動平均線タッチ
 3. ボリンジャーバンド±1σを抜け確定後に順張り
 4. 損切は、確定したローソク足の安値+3pips
 5. 利確は、1:1 2:1 3:1(勝:敗)
                         

USDJPY(ドル円)2024.2.26から4日間です。短いですが。トレード回数は31回「1:1 2:1 3:1」の順に獲得pipsをチャートに記入しました。青矢印がロング(買い)、赤矢印がショート(売り)です。数値がごちゃごちゃして分かり難いかも知れませんが、結果は後程、記載してますのでご安心ください。

FX検証チャート1

これだと細かすぎるので、分割した画像、前半は、

FX検証チャート1-1

後半がこれ、

FX検証チャート1-2

結果は、
1:1 合計 13pips
2:1 合計 152pips
3:1 合計 199pips

かなりの差ですね! 意外ではありませんか⁉ 相場によって変わりますが、この様なことから敗よりも勝を大きくしましょうと言われるんです。「あれっ?この手法でも行けるじゃないの⁉」と思われる方もいらっしゃるでしょう。そうなんです。この様に検証してみると、自分でトレードルールを作れるんです。

とは言え、たった4日間だけなので、他の部分でも検証してみます。

USDJPY(ドル円)2024.1.11から4日間です。前半はレンジ相場、後半はトレンド相場です。4日間でチャートは終わっていますが、この後もう一日、上昇相場が続いています。

因みに上昇相場(下降相場)は見た目、どちらか一方向に動いている時を指します。ただ人それぞれの基準で判断するので「いやこれもレンジ相場だ」と見る人もいるでしょう。チャートを見慣れると自分の基準で区別が付いてきますので、今は分からなくても心配する必要はありません。

FX検証チャート2

細かくて見難いので、また分割します。前半は、

後半は、

FX検証チャート2-2

結果は、
1:1 合計 -106pips
2:1 合計 -85pips
3:1 合計 26pips

これまた意外ですが、大きい損切が前半に一つあったので、期待していたほどの利益が無いです。これが原因で3パターンとも利益が少ないのですが、ルールに沿って検証したので仕方がありません。でも 3:1 は何とかプラスになっているんですよね。この様なパターンを見ても敗より勝が大きい方が良いことが分かります。

因みにこの大きな動きは21:30の指標発表の直後です。
・アメリカ・消費者物価指数(CPI)星4
・アメリカ・新規失業保険申請件数 星3

この二つは注目されていますし、これらの指標発表後は大きく動きやすいです。たった15分で100pips動くんですから、それまでは15分で10pipsそこそこしか動いていないのに、損切りを入れてなかったら怖いですね。殺人的?な動きに見えるでしょうが、こんなものです。慣れるまでは心臓ドキドキです。

こんな時、チンパンジー以下の知能指数になります(笑)これよく言われることで「なんで、あそこで、あんなことをしてしまったんだろう…」と過ちを犯すんですね。その時は、冷静に考えているつもりでも、後で振り返ると、おかしなことをしてしまっています。だからルールを決めておかなければいけないんです。

チンパンジーとFX

損切りは必ず入れる、ルール通りにしかエントリーしない、間違ったロットで注文した時は戻ったらとか考えずに損切、等々。

それから人間も動物なので、動くもの逃げるものを追っかけたくなる性質があります。ギューンっとローソク足が動くと追っかけてエントリーしたくなっちゃうんです。これも動物的性質なんだって分かっていれば、多少は冷静に相場を見れると思います。

高速道路で渋滞しやすい登坂の脇で光が動いていくのを見たことがあるでしょう。あれもその原理です。あれを見ていると何故かアクセルを踏んでしまいます。そう私も同様にチンパンジー以下の知能指数になってます(笑)

話は戻して、指標発表前後はエントリーしない、損切値が50pips以上の時はエントリーしない、とルールを決めておくと冷静に対処できます。行き当たりばったりでトレードすると嵌ってしまいますよ。

いかがでしょうか? 何となくリスクリワード(損益比)はどうすれば良いのかが分かってきたのではないでしょうか。沢山の検証をしてきても同様の結果が多いですし、EA(自動売買)での検証も同様です。

今回の検証は、私もずっとトレードで使っている 海外FX XM の普段、見ているチャートで検証しました。

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