XMTrading(エックスエム)は、全てのオーダーが、人的な判断が介在しない機械的なNDD(ノーディーリングデスク)システムによって執行されます。その為、トレーダーの利益に相反する約定操作が発生しない、公平な取引環境を実現しています。
分かり易く言い換えると、トレーダーに損させてXMが儲けるやり方はしていません! と言うことです。かなり下品な言い方になってしまいましたが…
膨大な顧客を保持するXMだからこそ、
売買注文のマッチングが可能となり高い約定能力を実現できる
この様なことをXMがわざわざ宣言している位、それで儲けている(トレーダーが損する)業者もあると言うことですね。
数年前までは、B-bookはトレーダーの注文をのむので(ノミ行為)危険、トレーダーが損をすると言われていましたが、現状は大きく異なってきました。XMは丁寧に解説して、この誤解を解いています。
約定率・約定力とは
「約定率」「約定力」と言った、売買注文時におけるFXブローカーのポテンシャルがあります。海外FXブローカーを利用するトレーダーの間では、スプレッドの狭さや手数料よりも、約定力でFXブローカーを選択するトレーダーが増えてきています。
このトレーダーからの売買オーダーを成約する際の「約定率・約定力」とは何を意味し、多くのトレーダーが約定を重視する理由は何か? 具体的例を挙げて解説します。
約定率・約定力とは
FX取引でオーダーする銘柄(通貨ペア)を決定し、オーダー(注文)を行った際、実際にオーダーが約定されて反応が戻ってくる(オーダーが成立する)迄に、若干のタイムラグがあります。約定率とは、一般的にこのタイムラグの時間を一定の期間(秒)で区切り、オーダーが約定された割合を表した値です。
タイムラグ(○○秒)以内に、何パーセントのオーダーが実行されたか = 約定率
約定率が良い数字、つまり一定時間内に、100%に近い約定率であれば約定力が高い(優れている)、低い数字であれば約定力が低い(劣る)と言われています。
例)
下図のような相場で、トレーダーは保有ポジションを99.90円で売り注文を入れたと仮定します。即オーダーが成立すれば99.90円で約定しますが、時間が経過してレートが下がってからオーダーが成立すると99.80円で約定されたこととなり、損失が発生します。よく言う「注文が滑る」ですね。
このような事例は、相場が急変した場合や値動きが大きい相場で顕著に見られます。約定力の低いFXブローカーの場合、オーダー時の価格と約定価格にかい離が生じやすく、思い通りにトレードすることができません。この価格のかい離をスリッページと言います。
検証ではプラスなのに、実際にトレードするとプラスにならない… こんなこともスリッページが原因で起きますので約定率・約定力は大切です。
スリッページは何故、発生する?
オーダー時の価格と実際の約定価格の差であるスリッページですが、発生する要因は大きく分けて2つです。
①ユーザーとFXブローカーのインターネット回線やインフラに起因する要因。自宅のインターネット回線速度や、FXブローカーのデータセンターの物理的な問題が主な要因。
②FXブローカーが注文を受注する方式と流動性に起因する要因。為替市場は24時間稼働していて、瞬時に売買レートが変動します。その為、一般のFXブローカーは、個別のトレーダーからの注文を何らかの方法でカバー取引を行います。カバー先(リクイディティープロバイダー)の多いFXブローカーは有利なプライスで迅速に約定する可能性が高いですが、カバーが少ないブローカーは、選択肢が少ないので約定までに時間がかかったり、約定しないこともあります。
①の解説
回線やインフラによるスリッページの発生
FX取引は、インターネット回線を用いた取引である以上、注文時に利用するインターネット環境の影響を少なからず受けることになります。しかし、一般のトレーダーが、日本国内の自宅や会社に設置されたインターネット環境からアクセスする分には、スリッページへの影響は軽微です。特に、スマートフォンの利用率が85%を超えた日本では、3G、4Gの回線からアクセスする分には、インターネット環境に起因するスリッページの影響はほとんどありません。
EAを使った自動売買を利用する場合、稼働時間が比較的長くなることと、EAを稼働させるハードウェアの動作環境もトレードに影響を与えるため、VPS(バーチャル・プライベート・サーバ)を利用するトレーダーが多いです。VPSを利用すると、データセンターの安定したインターネット回線環境と、管理されたWindowsサーバでMT4、MT5を稼働させることができるため、アクセス環境によるスリッページの発生を低減させる効果が高まります。
②の解説
注文方式と流動性によるスリッページの発生
通常FXブローカーは、顧客からの注文を受けると、その注文を自社内で相殺、またはカバー先に反対オーダーするか判断します。自社内で相殺するとは、例えば「顧客A」がドル円を150円で購入し、「顧客B」がドル円を150円で売りに出していたとします。FXブローカーは、この2つの注文において、為替市場が変動しない限り、為替変動リスクを回避できる事となります。このように、自社内で同一通貨の売りと買いを関連付け、持ち高を相殺することを、為替マリー取引と言います。
為替マリー取引は、為替市場が安定していて変動幅が少ない場合、リスク回避に有効な手段ですが、為替市場は常に変動し、顧客からは多種多様な銘柄の注文が入ります。FXブローカーは、自社内で同一通貨の注文がスクエアー(均衡)に保てないと判断した持高を、為替市場やリクイディティープロバイダーへ反対売買を行うことによって、持ち高をスクエアー(均衡)に保ち、為替変動リスクを回避する取引を行います。この取引のことをカバー取引といいます。
B-Book業者 為替マリー取引を用いているFXブローカー
A-Book業者 カバー取引を用いているFXブローカー
よく業者の特長としてあげられる、STP(ストレートスループロセッシング)方式は、このカバー取引の方法の1つです。
為替マリー取引ではスリッページは発生しない!
為替マリー取引では、基本的にスリッページは発生しません。自社内で注文を受けてからスクエアー(均衡)に保てない持ち高をカバー先にオーダーするため、顧客がオーダーする時点で、約定拒否やスリッページが生じえないからです。しかし、B-Book業者でも、約定拒否やスリッページが発生します。これは、FXブローカーによるオーダーの受注ボリュームと、カバー先の流動性が影響しています。
為替マリー取引は、理論的には、顧客がオーダーする時点で全てのオーダーをFXブローカーが受注する方式です。しかし、FXブローカーは為替変動のリスクがあまりにも大きい場合、それらのリスクを全て抱えることが出来ません。明らかに自社の均衡が保てないオーダーや、カバー先が少ないマイナー通貨のオーダーなどは、いくら為替マリー方式を採用している業者でも、オーダーの成約を拒否(リクオートといいます)する場合があります。
カバー取引では流動性がスリッページに直結する!
カバー取引を行う場合、カバー先の流動性の影響を大きく受けます。オーダー元のFXブローカーよりも、取扱ボリュームの多いプライムブローカーや、金融機関に対してカバー取引を行うことがほとんどです。その為、自社のオーダーが受理されるかどうかは、カバー先の流動性に依存してしまうことになります。例えば「顧客A」が利用してるFXブローカー「業者A」が、A-book業者の場合、約定力は「業者A」がどれぐらい流動性が高いカバー先と提携し、オーダーできる関係にあるかが、スリッページと大きく関係してきます。
カバー先にとってみれば、「業者A」も顧客の1社であることから、「顧客A」と同様に、証拠金(コラテラル)を預かり、カバー先と市場取引を行います。その為、カバー先の流動性だけでは無く、オーダーができる状態にあるかも重要な要素となります。
A-book業者とB-book業者どちらが有利か?
A-Book業者 | B-Book業者(XMの場合) | |
取引方法 | カバー取引 | 為替マリー取引 |
注文 | 市場に流す | 基本、市場に流さない |
スリッページ | 大きくなりがち | 多くの顧客が注文するので小さい |
約定拒否 | 多発し易い | 非常に少ない |
レバレッジ | 100倍程度 | ハイレバが可能 200~1,000倍 |
不正操作 | 無いと言われているが深掘りするとそうとも言えない可能性が | ディーリングデスクから人的介在を排除(NDD) |
カバー取引を注文方法の主軸とした「A-Book業者」と、マリー取引を主軸とした「B-Book業者」では、どちらが顧客にとって有利かという議論は、以前から多く繰り広げられていますが、どちらの方法も一長一短といえます。
一般的に「A-Book業者は、透明性が高く利益相反しないから不正な操作が無い」と言われていますが、A-Book業者といっても、FXブローカーの親会社は投資会社や金融機関であることが非常に多く、カバー取引の相手がグループ会社の場合、これは透明性の高い取引と言えるのでしょうか? また、STP/インスタントエクスキューションの場合、スリッページや約定拒否が多発し、トレーディング自体の安定性は非常に低くなります。加えて、完全A-Book取引のみという業者は、ハイレバレッジ(200~500・1,000倍など)市場に参入することはできません。カバー業者の最大レバレッジは100倍程度だからです。
一方、「B-Book業者は利益相反するため詐欺的な業者が多い」と言われていますが、そもそもマリー取引を行うためには、多くの顧客から、多くの銘柄の注文が不可欠です。その為、規模が大きく顧客数の多いFXブローカーしか、為替マリー取引を行うことはできません。加えて、カバー先に左右されない為、約定能力も市場に依存することが無く安定したトレード環境を提供できます。
※問題は、マリー取引をするに至らないB-Book業者です。先にも述べたとおり、為替マリー取引には多くの注文が必要です。その為、新たに参入してきたFXブローカーでは、物理的に注文同士を相殺しフラットな状態を作ることは不可能です。その為、自社で相殺できない持ち高が増加し、あとは、顧客に負けてもらうことを願うだけの状態になります。そのような状態に陥ったFXブローカーは、完全に顧客と利益相反の関係になり、個別のポジションを約定させなかったり、スリッページを意図的に発生させ、自社に有利なプライスで約定させたり、不正な行為に手を染める業者も少なくありません。
膨大な顧客を保持するXMだからこそ、
売買注文のマッチングが可能となり高い約定能力を実現できる
XMが採用するA/Bハイブリッド方式とは?
XMは、マリー取引を主軸としたB-Book業者です。しかしながら、XMの何よりの利点は、顧客からの注文数が他社と比較し、圧倒的に多いこと。その為、殆どの取引は、自社内でスクエアー(均衡)に保つことができ、カバー取引の割合が非常に低くなっています。
加えて、XMでは、顧客との利益相反の疑念を払拭するために、ディーリングデスクから人的介在を排除しました。これにより、顧客個人や特定取引をターゲットとしたポジションの操作、お取り引きへの介在と疑われる一切の行為を撤廃することに成功。
これらの刷新により、顧客は公正性・透明性の高い、A/Bの注文方式の利点を組み合わせた、XM自慢のハイブリッド注文が利用できるようになりました。そして、これらの改善で2017年、1秒間の平均約定率 99.98%を達成し、FX業者のトップクラスの実績を更新し続けています。
通常のDD(ディーリングデスク)を備えたブローカー
DD(ディーリングデスク)方式を採用するFX業者は、トレーダーの注文をディーラーが処理します。ディーラーは通常、トレーダーの注文に対して、同じ注文を銀行等の取引先に発注し(カバー取引)、トレーダーの注文との価格差(スプレッド)から利益を得ます。このため、自社が利益を得られる発注先が見つからないときは、リクオートを行って、お客様に不利な価格を提示する可能性があります。
また、ディーラーの判断で、トレーダーの注文の一部を銀行等の取引先に発注せず、トレーダーが損失を被った場合はFX業者の利益になり、逆にトレーダーが利益を上げた場合はFX業者の損失になるという操作をする場合もあります。このような状態では、トレーダーは安心してトレードすることが出来ないでしょう。
XM(エックスエム)の次世代NDD(ノンディーリングデスク)方式
XMTrading(エックスエム)の次世代NDDシステムは、一切、人為的な介入を排除した最新の発注方式です。全ての注文は、ディーラーが約定に関する判断を行わず、XMのシステム内で機械的に約定されます。
XMTrading(エックスエム)の公平な価格表示と、スピーディーな注文執行能力は、世界No.1と称賛されています。約定拒否無し・リクオート無しの環境で安心してトレードを行えます。
XMの最新式発注方法を知ると、トレーダー目線であり、トレーダーからの信頼を勝ち得るために改善していることが伺えます。