MACD手法からFXの必勝法が見えて来る

FX手法 MACDを使えば勝てる? FX手法

先日、Xのポストで「MACDで勝てるよ、この手法を知っても誰もやらないから、やった人だけ勝とうね!」みたいなものがありました。「え?ホント?」と早速、検証してみることに。勿論、今までもMACDの手法を色々と検証して上手くいかず使っていなかったのです。

一般的にはトレード分析の一つに加えると良いとされています。私は、下記図の様にチャート上に表示さず上下に分割されるのであまり好きでは無く、現在は活用していません。

MACD(マックディー)とは
移動平均の発展版、更に売買シグナルにおいて精度を高くした、トレンド分析の中でも人気のある指標の一つ。「移動平均収束拡散」又は「移動平均収束乖離」などとも呼ばれています。トレンド形成時に威力を発揮、逆にボックス相場に弱いのが特徴。主にMACDとMACDシグナルという2本のラインの交差を売買のタイミングとして用いられることが多く、初心者でもシグナルの発見が容易です。
FX MACD解説チャート

拡大すると↓

FX MACD解説チャート 売りサイン、買いサイン、シグナル、ヒストグラム

一般的に言われている売りサインと買いサインも付け加えました。見てると勝てそうな気がしてくるのでは? 冒頭で挙げた、Xのポストで見たルールはどんなものかと言うと…

                                               
 ・一つ目の条件 4時間足で売りサインが出る
 ・二つ目の条件 1時間足で売りサインが出る
 ・三つ目の条件 15分足で売りサインが出る
 ・利確は買いサインが出たら決済、若しくは損切り
                                                 

「これだけでお金がどんどん増えるよ!」って書いてありました。このルール、複数の時間軸でチャートを分析する「MTF(マルチタイムフレーム)分析」とも言えます。FXのテクニカル分析の中でも重要な役割を果たす分析法で、長期足(週足、日足、4時間足など)~短期足(15分足、5分足など)までを考慮します。

実際に検証するとどうだったか?

先ずはチャート上に損益を記入しながら手動検証 (‘◇’)ゞ これ何時間も検証していると、腱鞘炎になってしまいます。最低でも数ヶ月分は検証しないと有効かどうか分かりませんから。そうすると寝食を忘れて1日16時間検証しっぱなしとか、よくありました。年末年始家に籠ってずっと検証なんて年もありました。

結果は「あれっ? 結構行けるかも!」って感じの成績です。凄いなぁなんてワクワクしながら、プログラマーにEAを作成してもらい、ストラテジーテスター(何年分も短時間で検証できる)で検証すると!

マイナスだ… プラスにならない!

こんなもんです。一番初めに購入した、某有名ブロガー?の手法もこんな感じの手法でした。MACDとストキャスティクスをマルチタイムフレームで分析する。もっともらしい感じがするのですが、実際にパラメーターをどんなにいじってもプラスにならない。

不思議なもので、ある一定のルールを決めて手作業で検証するとプラスになるけど、EA化して更に長期間の検証をするとマイナスになってしまう、これよくあります。何度も経験しました。

手作業はとても膨大な時間がかかるので良いとこ、2,3年だと思います。細かくエントリーがあると更に期間は短くなるでしょう。その結果だけで実際のトレードをするんですから、結果は厳しいです。私の経験なんですが。

だから皆、中々、勝てないんだと思います。「あれ~検証ではプラスなのになんでだろう?」みたいな感じで。よく数百回分は検証してトレードに臨みましょうと言いますが、ここまで書いてきたようなルール作りとは違う意味だと思った方が良いです。

                    
 機械的にあるルールに則って
 トレードするとマイナスになる
                  

と思っていた方が無難です。

原因として、統計学の基本定理でもある『大数の法則』が大いに関係しているでしょう。確率の偏りが試行の繰り返しによって、在るべき確率(50対50)に限りなく近づいていくという法則です。

コインを投げて表が出る確率、2分の1へと回数を重ねれば重ねるほど近付いて行く。「数回の試行」では結果(確率)は偏る事があっても、数百回、数千回、数万回と試行を繰り返せば、限りなく、2分の1の確率に近づいて行きます。

しかし、過去の仕事の経験上、目標や結果を持つとそこに近付くことを何度も経験しています。皆さんも経験があるのではないでしょうか? 思考が結果に影響を与える。素粒子論など最先端物理学で扱われている内容ですが、その人の性格も大数の法則に影響すると思います。無心でサイコロを投げ続けることが出来てようやく50:50に近付くのではないかと思います。

もう一つの原因は『スプレッド』にあるでしょう。

スプレッドとは
通貨ペアを売る際に適用される「Bid(売値,SELL)」と、通貨ペアを買う際に適用される「Ask(買値,BUY)」差額がスプレッドとなります。例えば、米ドル/円の「Bid」が159.744円で「Ask」が159.840円の場合、スプレッドは0.096円となります。取引手数料にあたるので、スプレッドが小さければ小さいほどコストを抑えられます。
FXスプレッド説明

これは土曜日、市場が閉まっていて9.6pipsとスプレッドが広がっています。市場が開いている時のドル円の通常スプレッドは、XMの場合 2.2~3.0pips 位です。

そもそもエントリールールの期待値が薄いものだったりもありますが、『大数の法則』『スプレッド』この二つも大きな原因でしょう。

なので、裁量が必要になって来る訳ですね! ちょっと難しいと感じるかも知れませんが、ほんのちょっと裁量を加えるだけでも成績は変わってきます。

                                               
 裁量とは
 ・レートの節目、キリ番を見る(157.00、157.50)
 ・チャート上で反発する水平ラインを見る
 ・チャート上で反発するトレンドラインを見る
 ・世界各市場の時間帯による相場の流れ、変化を知る
 ・経済指標を考慮する
 ・ボラティリティ(価格の変動)を見る
 ・N値など値幅を考慮する
                                               

など、他にも人それぞれ分析の仕方がありますが、私が見ているのは上記がメインです。全部完璧には無理がありますから(直ぐに挫折してしまう)少しだけでも取り入れるだけで上達します。

是非、トレードする時にはこの辺りも気にしつつ値動きを見てみて下さい。何となく「なるほど!」となってきます。小ロットでも良いので実際にエントリーして値動きを見ると、より気づき易くなります。

そんな時に取引で使える¥13,000円分が貰えて、入金ボーナスが100%あったり、これらを活用してトレードしていくのがお勧めです。

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